アルボワのホテルで一泊。
次に向かうのはブルゴーニュです。

少し寄り道して『シトー修道院』に。
ブルゴーニュ ディジョンの南、サン・ニコラ・レ・シトー町にあるカトリック教会です。

中世ヨーロッパにおいて、隣り合う区画でも個性の異なるワインが生まれることを見抜き、雨風の流れ、大地、畑などを識別し体系化。(クロ・ド・ヴ―ジョやクロ・ド・タールなどの名醸地を築いています。)
この考え方がのちのAOC法の基礎となりました。

質素、厳格を旨としたシトー会らしい装飾が排除された簡素な建物でした。
ブルゴーニュの地で、葡萄栽培に関する文字による記録で残っているのは紀元312年、葡萄栽培が始まったのはそれよりもはるか以前と考えると、ブルゴーニュの葡萄の歴史はおよそ1700年以上の歴史あるということになります。(諸説あります)

ブルゴーニュの歴史を振り返りながらボーヌに車を走らせます。
本日の目的地『フィリップ・パカレ』に到着です。

フィリップ・パカレといえば、ワインの仕事をしている者ならば、一度は耳にしたことのあるブルゴーニュの大御所。
叔父にはマルセル・ラピエールを持ち、醸造は自然派ワインの祖ともいえるジュール ショヴェに師事しています。
さらにルロワやラヤスで研鑽を積み、プリューレ・ロックの醸造長を務めあげるなど輝かしい経歴を持っています。
また、北ローヌで活動していた時にエルヴェ・スオ―やティエリー・アルマンと出会い北ローヌのシラ―の素晴らしさに気づき、ブルゴーニュ以外にも、コルナスやコートロティ、コンドリュ―なども造っています。
この日は残念ながらパカレ氏は不在だったため、奥様であるモニカ氏にアテンドして頂きました。
樽がずらり!

壮観です!
基本的に白ワインは水平式のプレス機を使用、7時間かけてゆっくりプレス。
赤ワインは、大きな台形型の木の大樽を使用するそうです。

テイスティング内容はこのような順番で行いました。
1、ポマール2022
2、ジュヴレシャンベルタン2022
3、ニュイサンジョルジュ2022
4、ヴォ―ヌロマネ2022
5、ポマール1erレ・ゼプノ2022
6、ニュイサンジョルジュ1erオーザルジラ2022
7、ヴォ―ヌロマネ1erレ・ショーム2022
8、コルトン ブレッサンド グランクリュ2022
9、エシェゾー2022
10、ラドワブラン2023
11、ムルソー2023
12、ムルソーリ モ―ザン2023
13、ピュリニ―モンラッシェ2023
14、モンテリ 1erクロ・ゴティ2022
15、サント―バン1erレ・ミルジェ・ダン・ド・シアン2023
16、コルトンシャルルマーニュ2023
今振り返っても圧巻のラインナップ。

モニカ氏いわく、22年はどこも暑くて、強いワインが多い年だったようです。
ポマールはドライプルーンや熟したブルーベリーなどのニュアンスに、樽由来の杏仁の香り。タンニンは感じますが、とても柔らかい印象。ポマールは毎年比較的早めに楽しめるキュヴェのような気がします。
個人的にはコルトン・ブレッサンド・グランクリュに驚きました。樹齢60年の古木から造られているのですが、桃や赤い果実、白檀のようなエキゾチックでスパイシーな香り。フィネスのあるワインでした。
最後にコルトンシャルルマーニュ!まさか飲めるとは思っていませんでした。とても嬉しかった!

コルトンシャルルマーニュの持つポテンシャルにはただただびっくりさせられました。
モニカ氏、アテンドしていただきメルシーでした!




