Bonjour!
私、カズーは、2024年2月、ボス轟木とstudio go go醸造長山田の3人でフランスへワイナリー研修に行って参りました。
ワインの仕事をするのであれば、一度は行ってみたい国、フランス。
渡仏が決まった際に「フランスで行きたいところどこ?折角だからカズーが行きたいとこ行こうよ!」と言われたので、迷わず個人的に興味のあるブルゴーニュ、シャンパーニュ、ジュラを希望しました。
「じゃー、ワイナリーの候補は?」と問われ、これでもかっていうくらい行きたいワイナリーの候補を挙げさせていただきました。(笑)
何度もみんなで打ち合わせをして、スケジュールが固まっていくにつれて、どんどん気持ちも高揚。
そして迎えた渡仏当日。
羽田ーパリは16時間のフライト。
食べて、寝て、地図を広げてワクワクするを繰り返しているうちにシャルル・ド・ゴール空港に無事到着。


今回案内してくれるヤンヤン宅にて作戦会議。
早起きして、いよいよワイナリー巡りです。
まず向かったのは、ジュラ地方ポリニー。
パリから車で約5時間。車窓から見えるフランスの街並みにニヤニヤしてしまいます。マスタードで有名なディジョンを経由して行きました。

記念すべき初めてのワイナリー『ドメーヌ モレル』に到着。
笑顔と髪をかきあげる仕草が印象的なヴァランタン・モレルが出迎えてくれました。

当主であるヴァランタンは、ストラスブールで法律家の道を歩んでいたのですが、家業のワイン造りに戻ることを決意。
アルザスのワイナリー“クレマン・クリュール”での研修中に、自分の興味と情熱がナチュラルな方法で行うワイン造りにある、と自覚。
畑でのビオディナミ栽培に留まらず、醸造面でも葡萄を尊重した造り方を追求する必要があると考え、パトリック・メイエ、ブリューノ・シュレール、ピエール・フリックらを訪問、交流を深めていくうちによりヴァン・ナチュールに引き込まれていきました。
そんなヴァランタンの畑は、醸造所から一番遠いところでも車で約10分なので、とても管理がしやすいそう。

ワイナリーの棚には、ヴァランタンのボトルがずらり。
自己紹介をしつつ、早速テイスティングに移りました。
全体的にとてもタッチが柔らかく、軽やかに感じますが、薄いわけではなく、芯があるワイン。

2015年からは、基本的にSO2は使っておらず、とても飲み心地の良いワインを造っています。

ヴォラティル(揮発酸)もマメも好きではないので、できるだけでないように心がけているそう。白ワインは樽で寝かせてから出荷することが多いが、赤ワインはすぐに出荷するので、できれば自宅でしばらく寝かせてほしいとのこと。
個人的にはプールサール‘23が記憶に残りました。赤系果実のいちごやラズベリー、漢方や芍薬、キャンディのような甘やかな香り。淡さはありますが、タンニンも程よくあり充実したワインでした。
貴重な2013年のヴァンジョーヌ、最後にはマクヴァンも試飲させていただきました。
あっという間に時間が過ぎ、お別れに。終始笑顔で丁寧に話してくださいました。

イケメンで真面目な好青年。
ずるいぞヴァランタン!
ジュラで一番美味しいという噂のチーズ&ワインショップ『エッセンシア』にも立ち寄りました。チーズが沢山!

ワインも!

もちろんワインもジュラだらけ!
あれもこれも買って帰りたくなりました。
(その2へ続く)
 
           
                     
                          
 
                          
 
                          
 
                          