松本酒造

寛政3年(1791年)創業。松本酒造は、良質な地下水を求めた酒蔵が密集する京都市伏見区に位置する造り酒屋です。
京都市伏見の歴史ある酒蔵で、赤レンガ蔵と八角形の煙突が印象的な酒造蔵は、平成19年(2007年)に近代化産業遺産に指定されています。松本酒造が位置する伏見は、かつて“伏水”とも書かれていたほどに、質の高い伏流水が豊富な地。桃山丘陵をくぐった清冽な水が、水脈となって地下に深く息づき、当蔵の敷地内にて汲み上げ、仕込み水としています。

「お酒をどう表現していくかをシンプルに突き詰めていくと米の産地になる」という想いから、原料の酒米の産地に価値を置いています。
酒米は、兵庫県産の上質な山田錦や富山県の砺波平野のこだわった五百万石を使用しております。お米を大切にし傷つかないように ほとんどの工程を手作業で行っています。

澤屋まつもとは、初代松本治兵衛が京都に創業した際の屋号であった「澤屋」と、名字である「松本」を合わせた銘柄名です。京都の地にて200年以上の歴史に育まれた酒造りを謙虚に継承しながらも新しい味わいやその表現の為の技術を探求する力強い情熱を纏った銘柄です。
守破離とは、「守」澤屋まつもとの伝統を守ること、「破」守を破り他で学んだことを実践、「離」守と破を大事にそこから離れて新境地に至るということ。200年以上の伝統を守りながら日々新しい技術を探求しています。