
FM京都・αステーションで2025年から自分のラジオ番組「windandwindows」をやっています。偶数月の毎週日曜日23時から1時間放送。風と窓、ということで風通しの良いプログラムを作っています。実は、ちょっと変わったラジオ番組で、ラジオのスタジオでは収録をせず、いつも京都の街中で収録をしているんです。たとえば、京都のあちこちでフィールドワークを行い、その場の環境音を収録・紹介するコーナー「Sound Map Kyoto」や、京都で会いたい人に会いに行ってお話を聞く「きょうのひと」など。番組放送ペースと同じく、2カ月に1回は必ず京都に来て、ラジオのクリエーションをしています。
新しい出会いやより深く京都を知っていくには、実際に自分の足を使って動いて、自分の体で触れてみなければ出来ません。それだけ京都は未知なる部分も、新しく開発されている部分も多く、それはユニークで面白い方々がたくさんいる証拠でもあります。これだけ足繁く京都に通える理由があるんです。京都市街をカーシェアで移動して、フィールド・レコーディングをして、人と話して、というクリエーションをすると、夜はヘトヘトになります。でもせっかく京都にいるんだから、美味しいものや素敵なレストランに行きたいな、と思うのです。
この4月で番組も2年目に突入しました。たくさん記憶に残っています。老舗の赤垣屋さんでは店内の音をレコーディングさせてもらいながら、ビールとおでんをいただきました。京都だけあって店内に響く声は海外の方の言葉も多く聞こえます。賑わっているとこちらも高揚しながら食を楽しめます。カウンターに座りながら、店内の人々を観察しているだけでも楽しい。
あるときは、京都在住のグラフィックデザイナーの水迫涼太くんに誘ってもらって、京都市左京区の最北端にある久多(くた)という場所へ。そこで「クレパ」というクレイジーパーティに参加しました。怪しいネーミングからは想像できないほど素敵な会合で、あらゆるジャンルのフードラヴァーが集まり、手作りの料理を大自然の中でいただくというものでした。その中でも、ラオス料理を作られている小松聖児さんのご飯が本当に美味しかったです。
久多を訪れた翌日には、丸太町にあるビール酒場・高野麦酒店 / TAKANOYAを訪れました。フィールドワークで乾いた喉をビールで潤しながら、その日出張で料理を振る舞っていた小松さんによる「小松亭」のLao Foodをいただくことに。琵琶湖の小魚のフライ、納豆味噌トマトひき肉麺を注文しました。メコン川の淡水魚と琵琶湖の淡水魚。と、異なる地域の生き物たちがさまざまな発想とアレンジで、食事としていただける。奇をてらっているわけでなく、食への愛情をストレートに感じられる二皿でした。
つい足を運んでしまう常連のお店もあります。くまのワインハウスではいつも好きなナチュールワインとご飯をいただき、昭和46年創業の老舗居酒屋の草庵(いおり)さんでは、生ゆばやコロッケと共にお酒をいただきました。いつも暖かく迎えてくれる京都の人々の心に触れて、甘えてしまっています。
ラジオはポッドキャストでも聴くことができます。ぜひRadikoやSpotifyなどで聴いてみてください。
◆蓮沼執太Wフィル新曲リリース!
2026年6月10日(水)配信
蓮沼執太Wフィル「A U R A」
https://virginmusic.lnk.to/A_U_R_A
◆活動20周年記念コンサート
蓮沼執太Wフィル | Shuta Hasunuma Double Philharmonic Orchestra
2006年に米国のインディーズレーベルから1stアルバムをリリースし、今年で20年を迎える蓮沼執太。これまでの活動20周年を記念したコンサート「蓮沼執太Wフィル | Shuta Hasunuma Double Philharmonic Orchestra」を東京・赤坂のサントリーホールにて開催します。自身のオーケストラ・蓮沼執太フィルと新たに編成した弦楽オーケストラとの、二つのオーケストラによる新たな響きをサントリーホールでつくります。活動を総括した演目と挑戦をどうぞお楽しみに。
日時:2026年8月6日(木)開場 18:00 / 開演 19:00
会場:サントリーホール 大ホール(東京都港区赤坂1-13-1)
https://www.shutahasunuma.com/products/suntoryhall-w-phil
◆α-STATION FM京都 蓮沼執太「windandwindows」
蓮沼執太がナビゲートするラジオ番組。放送は偶数月毎週日曜日23:00-24:00。
https://www.shutahasunuma.com/pages/radio-winwin



