宝剣酒造

広島県呉市仁方町の山と海に囲まれた地で明治4年に創業。「宝剣」という名の由来は、仁方町は昔からヤスリの生産が日本一で刀鍛冶も多くいたことからとのこと。蔵内に湧き出る「宝剣名水」を仕込み水とし、使用米は広島県産八反錦を主軸としてどのような料理にも合う食中酒、スッキリ辛口な酒質の影におかわりをしたくなるような安心感のある味わいを考え醸しています。

社長兼杜氏の土井鉄也氏(ドイテツ)は若い時分は素行不良で名が知れてたのですが、家業に就いてからはその「男気」と「仕事」が良い相棒となり、数々の高い評価を技術(全国きき酒大会:優勝)と酒質(SAKE COMPETETION2019:純米酒第1位)で得ることになります。

ある時、「今、一番幸せを感じるのはどんな時?」という私の質問に対して「嫁と二人で小舟に乗って釣り糸を垂らしている時」と答えたドイテツの表情からは、ダブルのスーツをまとい金のブレスレットでお酒の営業をしていた頃の写真の面影は全くなくなってました…(笑)。
 
                  