カッシーナ・ヴァル・デル・プレテ

1850年頃、亡命した修道士が住みつき葡萄栽培を始めた事でヴァル・デル・プレテ(司祭の丘陵)と呼ばれるようになりました。1977年には当時の小作人、バルトロメオ・ロアーニャが買い取り、カッシーナ・ヴァル・デル・プレテの歴史が始まりました。1995年、2代目マリオがワイン醸造を本格的に学び、ワイン専業農家となりアルネイスの栽培も開始。自社でのボトリングも開始します。2010年、アメリカに住んでいた息子ジョヴァンニに世代交代。樽やテクニックに頼らず、ブドウそのものや土地の個性を活かすスタイルに変えていきます。先々代から有機栽培でしたが、福岡正信の不耕起を導入。葡萄畑では一切の化学薬品が使われず、1年中下草が保たれています。