ワインを飲むことは、まるで旅をすることに似ている。グラスに注がれた一杯のワインには、その土地の風土、気候、土壌、そして作り手の『想い』が凝縮されている。
フランスのブルゴーニュ、イタリアのトスカーナ、日本の北海道。
どれを味わうかで、訪れる「土地」は変わる。香りをかぎ、口に含んだ瞬間、その土地の風景や文化、人々の営みを想像する瞬間がある。
言葉を超えて、味覚と感性で様々な国を旅することができるのがワインの魅力のひとつだと思う。
一杯ごとに新たな発見があり、今まで全く知らなかった国や地域に興味が湧く。
色々なワインに触れてほしいし、私自身まだまだ色々知りたい。
それにしてもこのバルベラはとても心地よい。甘やかなシナモンのようなスパイスやチェリーのような香り。複雑さはあまり感じないけど、キャッチーで、ストレートな果実と酸味がある素直なワイン。
イタリアではどんな場所で、どんな料理と合わせてこのワインを楽しんでいるのだろう。
想像が膨らむ。
 
 
           
          
 
                          
 
                          
 
                          
 
                          
