
まさかココ見てるあなたが気づいてない、なんて言わせないよ。ワインに合うスナック(乾きもの部門)が意外とない!ってことに。
定番はナッツだろうけど、ときにワインの酸味や渋みが浮いてしまうし、クラッカーはチーズなどの“半生部門”と合わせたくなる。ポテチは油っぽくてジャンクすぎるし、マイラブスナックNo. 1は柿ピーだけど、ビールのほうが合うよねやっぱ。
となると、何?と言いつつ、実はもう見つけちゃってるのです(ベタなフリ)ってことで、ジャジャンと発表。ヤマムラ的優勝は、グラノーラさんでーす!
グラノーラって?念のため伝えておくと、オーツ麦などの穀物に蜜や油を混ぜ、ざくざくこうばしく焼き上げたシリアルの一種。漫才師のミルクボーイで一躍有名(?)になったコーンフレークもそのお仲間。
彼らはネタで「晩ごはんに出てきたら子どもは泣き叫び、オヤジはちゃぶ台をひっくり返す」と言ってるけれど、ことグラノーラにおいては「晩ごはんには確かに物足りないけど、ワインのおつまみとして晩に食べるのは全然あり!」と思ってしまう。
今や雑貨屋さんなどでも扱ってるし、街でも比較的手軽に買えるようになったけれど、ここはあえての通販で。僕が心底おすすめしたいのは、昨年できたばかりのブランド「TSUBAME OVEN(ツバメオーブン)」だ。
砂糖や添加物など身体の負担になる食材を使わず、ホームメイドスタイルでこしらえるグラノーラ。だけど素材の組み合わせからパッケージまで、本当のホームメイドではよもやたどりつけないセンスがむんむんと漂う。
さもありなん、フォトグラファーやデザイナー、フードスタイリストなど、一流のクリエイターたちが仕掛けているという。
フレーバーはいろいろあるけれど、まずはシンプルに。ロールドオーツをメープルシロップとココナッツオイル、海塩で焼き上げた「グラノーラ CREATIVE BASE」を。

奥歯がよろこぶ!細かい粒のクリスピーな食感が気持ちよく、ついついポリポリ。するとじんわり、健やかでほのかな甘みが広がる。止まらない。
さらに!ここならではのユニークネスが、よもぎと甘酒、海塩を使った「グラノーラ YOMOGI」。
この味覚体験、なんと表現すればいいのだろう。ふんわりよもぎの青い香りに、味噌のようなこっくり感、しばらくすると海塩のしょっぱさが、舌の根っこのほうできゅんともたげる。その重層的な味わいは、いかにもワインと合いそう。
ってことで、「とどろき酒店」の轟木さんにもおすそわけ。ご試食いただき、ペアリングにと選んでもらったワインがこちら!
「スクラヴォス ロボラ・オブ・ケファロニア2024白」
ギリシャのケファロニア島という、それは海の美しい島でつくられたものなのだそう。もう聞くだけで旅心をソソられちゃうけど、ひとくち飲むと、さらにフライアウェイ!
ジューシーでミネラリーで、柑橘を凝縮したような酸味やほろ苦さが、じゅわっと波のように押し寄せる。胸毛もじゃもじゃのギリシャ人のおじさんが、陽光のテラスで飲んでる姿を思わず想像してしまう。
そこにアメリカ〜ンなグラノーラがどう食らいついてくるのか。さっそく合わせてみたところ、なんと!こうばしさやコクがぐぐっと持ち上がり、たちまち“メイラード感ましまし”の状態に。オヤジがちゃぶ台をひっくり返すどころか「こりゃウマい!」と泣き叫ぶ、大人のペアリングに昇華したのだった。

ぜひこれ、みんなにも試していただきたいなぁと思っていたら「とどろき酒店」でも扱ってもらえるというタレコミが。
小分けのタイプであれば、たとえばホームパーティーのおみやげに。「ワインと何かもうひとつ」ってときに重宝しそう。
ワイン×グラノーラ。これ、もっとメジャーになりそうな気がするのだけどなー(ただこの手の流行予測は当たったことないので、しらんけど)。




「TSUBAME OVEN」のグラノーラに合わせたのは
スクラヴォス / アルシミスト ホワイト・ドライ・ワイン2024白
スクラヴォスはギリシャ ケファロニア島のワイナリー。ワイン造りを始めたのは1996年。家の裏の小さなガレージでの少量からのスタートで、現在はバイオダイナミック農法などを取り入れた栽培を実践しています。
はっさくなどの柑橘を中心に、白い花の香りも。穏やかですがリンゴの蜜のような凝縮感があります。滑らかな酸味が喉をすべるようにスルスルと…。いつの間にかなくなっているタイプです。
(ロディティス主体)
スクラヴォス アルシミスト ホワイト・ドライ・ワイン2024白
販売価格(税込)2,860円