2026年、ついに訪れることのできたフランスの地。
そもそも海外に行くこと自体が久しぶりすぎて(学生のころ以来2度目?)、国際線に乗る時点でガチガチに緊張していました。
パリ シャルル・ド・ゴール空港に到着し、あっけないほどスムーズに入国できた先には、たくさんの日本人が。
どうやらファッション・ウィークという催しが間近ということで渡仏している人が多かったらしいです。
フランス語は全く聞いていないのに、ワインにも触れていないのに、じわじわと「フランス来た感」の高まりを覚えます。
お昼すぎにパリに到着し、明日から始まるワイナリー訪問に向けて英気を養います。
そうです、パリのワインバーに行くのです!
ボス轟木と、パリで合流したボスの旧友のフランス人Mさんと3人で「LE CROWN BAR」へ。
初めてのパリでの食事。飲んだワインはジミオのルージュ・フリュイ2012赤。めちゃくちゃうまかった!

翌日は、今回の旅の案内&通訳をしてくれる、”ヴァンクゥールの暴れん坊”こと村木さんと合流。
早朝暗いうちからアルザス地方へ出発です!
高速道路のサンドイッチとエスプレッソでフランス気分を味わいながら到着したのは、カトリーヌ・リス。
「ワイン以外何もない村へようこそ!」と自嘲気味に迎えてくれました。笑
個人的に初めて訪問したフランスのワイナリーということで、テンションも上がります。

ワイナリー内も気になるものの、まずは早速ブドウ畑へ。
「ドゥス・ド・ターブル」の畑に着いてまず目に入るのは大きな馬とポニー!
自然栽培の生産者は馬耕もしていると聞いたことはあっても、実物を見ると、その必要性が伝わってきます。
この傾斜だと機械も入れないし、人の手だけではしんどい。そりゃ馬に頼りたくもなります。

真冬なので当然果実も葉もありませんが、逆に仕立てについてはハッキリ確認できます。
ブドウ樹にやさしいタイユ・ドゥースという仕立てを実践していて、これによって樹勢は強まったものの、いい具合に収量が落ち酵母の働きが良くなった実感があるそう。

ワイナリーに戻ってからも解説は続きます。
アルザス地方といえば、フードル(大容量の木樽)でしょう!よく見かけるワインの樽は225Lなのですが、フードルは1000Lを超えます。
カトリーヌ・リスでももちろん使われていて、小さい樽と同じく酒質をやわらげる効果がありつつも、樽由来の香りは付きにくいところが気に入っているそうです。
ヘクタール辺り3500Lくらいの収量になるのを理想にしているそうで、2025年は3000Lくらい。発酵もうまく進んでいるノーマルなヴィンテージだそうです。

熟成中の樽からもいくつかテイスティングさせてもらえました。
慣れた手つきでホースを使ってワインを注いでくれます。
2025年収穫のワイン全般として、エレガントでミネラリー。適度に緊張感をまとっているのに優しい飲み心地です。
見学している3人も、「こりゃ人気出るわな」という表情でうんうん頷きながら目を合わせます。

最後に案内してくれた試飲スペースも、スツールがコルク製だったり、ラベルが額縁で綺麗に飾ってあったりとこだわりを感じる空間。
ボトリングしてあるワインも数本開けてくれました。
なかでも印象的だったのは、まだどこにもリリースされていないスパークリングの「ネビュルーズ」。
レモンクリームやハーブの香りが爽やかで、暖かくなったら絶対飲みたくなるワイン!
今回の訪問で、改めてカトリーヌ・リスの人気の理由が分かった気がします。
語り口は静かでも、内に秘めたパッションをビシビシ放っている造り手でした。
ありがとうリス!





