フェルム36 / ルメルシマン グランブラン2024白

ルメルシマン グランブラン2024白

もとココ・ファーム・ワイナリーの矢野さん夫妻とお子さん3人が営むフェルム36(サンロク)。矢野さんが長野県大町のポテンシャルに惚れ込み、2014年に移住して2017年ヴィンテージが初リリース、2019年ヴィンテージから自家醸造がスタートした年間生産本数4500本ほどの小さなワイナリーです。
矢野さんと私は2012年からご縁があり、ファーストヴィンテージから毎年飲んでいますが、もっともっとたくさんの人に知ってもらいたい(もらうべき、飲まないともったいないんじゃないかと思う)ワイナリーのひとつです。

矢野さんが自分でワインを造ろうと決めた大きなきっかけのひとつが、岩見沢市の中澤さん夫妻の混醸白「クリサワブラン」への「憧憬」だったそうです。この「ルメルシマン・グランブラン」も自社白ブドウの混醸ワイン。品種の個性が互いを補完し合い、高め合い、総体としてテロワールが表現されている、矢野さんお気に入りのスタイルのワインです。

グラスに注いですぐに香りが広がる広がる…。リンゴやレモン、オレンジ、桃、洋梨、ほんのりハーブ。抜栓直後からワインは既に開いているのですが、少し時間がたってくると熟したフルーツの香りや蜜、クレームブリュレのような甘い香りもどんどん感じられるようになります。まずはこの香りをかいでほしい…。すーごいいいにおいーと語り合いたいです。
飲んでみると、香りに感じられたフルーツの、いろんな味わいがします。果実味豊かどころではなく、そのもの、という感じ。そしてそれがまた瑞々しくて酸がきれいで、ちょっとまって、もう一回、もう一回と口に入れたくなります。フレッシュでリッチ。余韻も長い。やっぱり飲まないともったいない。そう思わずにいられません。

生産者
フェルム36
原産地
日本 長野
品種
シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、ピノグリ、シルヴァーナ、ゲヴュルツトラミネール、リースリング、他
容量
750ml
販売価格
4,675円
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フェルム36

もとココ・ファーム・ワイナリーの矢野さん親子3人のワイナリーです。大町のポテンシャルに惚れ込み、2014年に長野県大町に移住。毎年植栽を重ね、現在1.6haの圃場には約4,000本の葡萄樹。ピノグリ、ソーヴィニヨン、シャルドネ、ツヴァイ、ピノノワール、メルロ…などが植えられています。ワイン造りを通して大町の味を引き出すことを生涯のテーマに親子3人が暮らしていける身丈ほどの農業、100年後の子供たちに誇りをもって引き継ぐことのできる農業を実践されています。2017ヴィンテージが初リリース、2019ヴィンテージから自家醸造がスタートしました。

おおつぼ

関西の飲食店で約10年。その後「酒屋で働いたらいろんなお酒が飲めるんじゃないか」と思いこの業界へ。作る食べる飲むが大好き。