5月、1週間ほどネパールへ行ってきました!
美しい湖の街、ポカラからスタートし、ヒマラヤの大パノラマを望むトレッキング
ルート「マルディヒマールトレック」へ標高約3500mを目指して2泊3日の旅です。
道中はふぞろいな石段の連続、、足元には水牛や馬のフンもたくさんあり、一歩一歩
足元を確認しながら慎重に進みます。笑

ネパールの国花でもあるシャクナゲの森を通り、樹林帯を抜けた尾根道の先には、ア
ンナプルナサウス、マチャプチャレ、ヒウンチュリといった7000m超の雄大な山々が
迎えてくれました。
標高3000mを超えるまではガスがかかって視界も悪く、苦労して歩いたからこそ、そ
の美しさは何倍にも感じられました。
もちろん山にワインはありませんが、あの景色にペアリングするなら真っ先に思い浮
かぶのは、ダニエーレ・ピッチニンの「KALIPE 2021」。
「KALIPE(カリペ)」とは、ヒマラヤのシェルパ族の言葉で「着実な一歩」という意
味です。
ピッチニン氏は、それまでブドウが植えられたことのない区画に、この土地とは縁の
なかったピノ・ネーロを植樹しました。焦って結果を求めないよう、自戒の意味を込
めて「KALIPE」と名付けたそうです。
グラスに注ぐと、小粒な赤系ベリーの香り、味わいは驚くほどやわらかく、タンニン
はきめ細かでまろやか。口に含んだ瞬間ふわりとほどけ、優しく包み込んでくれま
す。
旅で出会ったネパールの人々もまた、とても親切で温かく、このワインのような優し
さを感じました。
旅もワインも、急がず積み重ねた先にある景色の美しさを教えてくれる一本です!






今回の旅の出発前に読んだのは「GREAT HIMALAYA TRAIL ~生きた道を行く~」。
MFTでも寄稿してくださっている、ライター・根津貴央さんと写真家・飯塚大さんが
2014年に立ち上げたヒマラヤのロングトレイルを踏査するプロジェクトの記録です。
山の景色だけでなく、そこに暮らす人々や道中の出来事が丁寧に書かれた一冊です。
(現在はイベントでのみ販売されています。)