
栗が店先に並び始めると、「今年は栗、もう食べた?」
そんな会話をしながら秋を迎えます。今年は夏に雨が少なかった影響もあってか、栗の出回りが少し遅いような気がしています。生産者さんからも、早い品種は影響があったとお聞きしました。10月に入り、立派な栗も手に入るようになり、今年もしっかり栗しごとをしています。栗好きな方は多いと思うのですが、栗を剥いたり、下処理をしたりするのは、まあまあ手間がかかります。でも、やっぱり美味しいのでやめられません。
渋皮煮は、まず鬼皮(外側の固い皮)を剥き、何度も茹でこぼして渋を抜き、その後に甘みを含ませていきます。この鬼皮を剥くときに、渋皮に傷をつけないようにするのが大事なミッション。とはいえ、どうしたって傷がついてしまうものも出てきます。そんな栗にも、これはこれで美味しい食べ方が。 
油で素揚げにして、塩をぱらっと。揚げると渋皮はほろっと外れ、中はホクホクの揚げ栗に。塩だけでも、スパイスを合わせても美味しい。

そして、もう一つのお楽しみが栗バター。茹でた栗を半分に切り、スプーンで中身をくり抜いて、少しのお砂糖と一緒にペースト状にし、バターと合わせます。多めに作って冷凍保存もできるので、長く栗を楽しめるのもうれしいところ。クラッカーに塗ったり、パンに塗ってハムやルッコラと合わせてサンドイッチにしても美味しいです。

手間をかけた分だけ、楽しみも広がる栗しごと。
秋の夜、お酒のおともに最高ですよ。
栗の渋皮揚げ

栗 10個
揚げ油 適量
A(塩(粗めなものが良い) 小さじ1
クミンパウダー 小さじ1/4
ドライオニオン 小さじ1
黒胡椒 少々
作り方
栗バター

栗 300g(正味180g)
砂糖 25g
塩 少々
無塩バター50g
水大さじ1
作り方
水が減って栗が水面から出てきたらお湯を加える。




栗の渋皮揚げに合わせたいワイン
黄色い南国の果物のニュアンスに、ヘーゼルナッツの香り。アフターに柔らかく樽由来のバニラの甘やかなニュアンスがあります。
ワインのまったりしたコクと栗のほっこりした甘みが心地よく交わります。ワイン自体にフレッシュな酸もあるので、栗の渋皮揚げ物の油分もさっぱりさせてくれますよ!
アルノー・コンビエ ブラン・サン2024白
販売価格 3,630円
栗バターに合わせたいワイン
なんとアルコール10.5%!
残糖があるので、ほんのり甘口。
青リンゴやメロン、パイナップルの豊かな香り。甘みはあるのですが、葡萄由来の自然な酸があるのベタっとした甘さではありません。
栗バターをパンに塗るだけでも、もちろん合いますが、ハムなど塩味があるものを乗せると甘じょっぱさが増してより合いますよ!
ペドロ・エスクデーロ バルデラグンデ セミ・ドゥルセ2024白
販売価格 2,750円