大和桜酒造

嘉永年間(1848~1854年)創業。大和桜酒造が在るいちき串木野市は、鹿児島県北西部日本三大砂丘の一つである吹上浜の北端に位置し、東シナ海と山々に囲まれた地形がもたらす清らかな地下水や温泉、温暖な気候など豊かな自然に恵まれ、江戸時代には陸上交通における九州筋の宿場町として、海上輸送においては物資等の集散地となり商業の地として、また、近代では金鉱業と遠洋まぐろ漁業のまちとして栄えてきました。

五代目蔵元の若松徹幹さんは、大学卒業後に広告代理店にて勤務したのち、2005年蔵の移転を機に帰郷。大学院で焼酎学を学んだあと家業に就きました。
大和桜酒造では「手造り」で焼酎を仕込んでいます。農家さんから届く芋を自身で洗い、国産米にこだわり、室で麹を手仕込みし、一次・二次仕込みともに地面に埋められた甕で発酵を行なっています。丁寧な芋の洗浄と選定、また手造り米麹を使うことがきれいな醪(もろみ)が出来上がることにつながっています。

「洗練されていてさらに複雑味のある焼酎を目指している」「毎日芋一つ一つに目を通して洗浄したり、遅くまで残って麹つくりに手間をかけたりするなど要所要所で洗練された仕事のポイントを作ることが複雑味を与えれくれる」と、それぞれの工程を妥協することなくストイックに造られる焼酎はどれも味わい深いものばかりです。
新しい飲み方の提案や、多くのイベントに参加し新たなシーンに焼酎を持ち込んでみたりと、焼酎の様々な可能性を模索しています。